全進研の理念と活動

全進研の理念

全進研は、子ども・青年たちのアイデンティティの形成を援け、自分自身の生き方をみずから見出し、主体的にきり拓いていくことのできるちからを育てる本来の進路教育・進路指導の理論の確立実践をめざし、研究している教育団体です。

1963年(昭和38年)に子ども・青年たちの「進路」問題を研究対象とした唯一の民間教育団体として創立しました。当初は、差別的選別的な職業指導・進路指導に抗して、中・高の教育現場の教員が中心に活動を積み重ねていきました。その研究・実践を経て、子ども・青年たちの進路は、大人を含めたわたしたち自身の進路、もっと言えば世界人類の進路をも視野にいれたときにはじめて、 共に学ぶ教育活動として成立するのだと考えるに至りました。

現在では、「生きること」「働くこと」「学ぶこと」が切り離されることのない子ども・青年たち、そして私たちの「進路」を広く模索する立場からの研究・実践をしています。

全進研の活動のあり方について

活動費としては、会員からの年会費を充て、常任委員会を中心に年4回の機関誌を発行し、夏には3日間の全国大会を開催し、適宜、秋・冬・春の学習会を企画運営してきました。

その一方で、ここ数年は会員の高齢化とそれに伴う会員数の減少からくる財政難、および常任委員の高齢化もあり、年会費をいただき、責任を持って機関誌を発行しながら、学習会・全国大会を企画・運営していくことが財政的にも人的にも困難になってきました。

そのため、常任委員会として2012年以降は年会費を徴収せずに、インターネット上の宣伝・交流を中心とし、いくつかのセミナーは独立採算のできる範囲での企画運営を原則とすることにしました。

また、新しい組織では、常任委員会体制ではなく 別途新規約にあるとおり世話人会体制としました。

全進研活動へのアクセスは、パソコン等のインターネット上からのみになります。誠に恐縮ですが、以下の要領で今後とも全進研の活動へご協力いただければ幸いです。